ぼやぼやと生きている。

日本にいる理由も、いない理由もない。

ただいまウーフ生活しています。

 

オーストラリアのタスマニアにて、ウーフ(WWOOF)をしている。
知ったような顔をして書いたけど、ウーフの存在はオーストラリアに来てから知ったし、そういう選択肢もあるんだね、ぐらいに思っていて自分がするとはつゆほど思ってもいなかった。

知らない人も多いと思う。

www.wwoofjapan.com

ウーフ(WWOOF:World-Wide Opportunities on Organic Farms 有機農場で働きたい人の意)[1]とは、農業体験と交流のNGOである[2]。1971年にロンドンで設立され、その後多くの国に広まる。また、ウーフにおいて手伝いをする側の人々はウーファー(WWOOFer)と呼ばれる。参照:Wikipedia

 

実際にはウーフではなく、ワークアウェイ(work away)というものを利用しているのだが、同じようなものだ。

https://www.workaway.info

 

正直ギギがウーフをやると言い出したとき、内心、「このコロナ渦で誰が受け入れるん?」と思っていた。

だがしかし、ここはオーストラリアであった。驚くことに普通にホスト(受け入れ先)はウーファー(WWOOFer)を募集していた。5月も半ばでタスマニアは冬のシーズンを迎えていたけど、それでも約100件ほどのホストを発見。

※この頃、オーストラリア政府より規制緩和のステップが発表されて緩やかながら生活が戻っていく兆しが見えだしたところ。もちろんホスト側も3月以前からタスマニアにいた人を条件にしていたりと多少の警戒はみえた。

 

何件か気になるところへテキストを送り返事を待つ。そのうちのひとつだった、ノーマンファーム(Mount gnomon farm)からOKが出たのでとりあえず向かってみた。まあ面白そうだなということでステイが決定。2週間ちょっと経ったところである。

 

このウーフ、何よりありがたいのが食住に関してお金がかからないこと。

ギギと生活をするためにファームジョブを辞めて、デボンポート(devonport)という町のシェアハウスに転がり込んだのだが、レント$105/週で支払うのは無収入の身としては結構きつかった。ウーフでは家賃はかからないし食料も提供されるので、出ていくお金といえば携帯代とビール代ぐらいだ。

お金が目減りしていくのは気持ち的に結構辛かったから、今の環境はものすごくありがたい。

 

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(卵はう○こと同じ管を通ってでてくるんだぞ。直接とれたて卵ラックに置かれるの凄い嫌だ…。)

 

1日約4〜5時間ほどだろうか、なんとなく週5日ぐらいで働く。

このファームは豚さんのファームなので時に豚さんに餌をやったり、ソーセージになった豚さんや、カットされた牛さんなんかをパック詰めしたりなんかする。必要な時は野生化した羊の群れを追い込んだりもする。

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それからガーデンもある。ガーデニングのエキスパートのおばあちゃんと畑仕事もする。

オーナーのガールフレンドが来た日は、その前に家をクリーニングした(笑)

仕事は色々あるので、目の前にある何かだったり、言われた何かを日々やる。別に力んでする必要もない。

 

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バーン(barn:めちゃんこ大きな小屋)の壁のペインティングをした日は給料も出してくれたよ。

 

田舎で景色は抜群にいい。夕焼けも、夜空も、海や山がそこにある。

ベイビーピギーが走り回るのを眺めたり、

飼い犬の遠吠えが一晩中止まらなくて全く寝られなかったり、朝は4時から鶏が歌い出して苦しんだり。

話し出したらきりがないが、そんなものと触れ合えて嬉しい。

 

コロナの余波が油断ならない時期ではあるけどとても自由を感じる。

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