意見の仕方が納得いかないのだが。
オーストラリアに来て、色んな国の人の会話を聞いてきてよく思うのが、
自分の意見言いたいだけで人の話聞く気ないね?って人が多いこと。
いや日本にもいるんだけど、その割合が多い。どこのコミュニティに行ってもいる。どこにでもいる。それはもう自信満々に話す。
誰かが意見を言えば、すぐ「違う!!(Nooooo!!!)」なり「でも!!(But!!)」が飛んでくる。同時に言いたい事いって、スッキリしたんか話が終わっている。全然相手に伝わってないし、相手の話を聞く気もない。
言うたもん勝ちである。
話を聞いて、相手の考えを理解して(または理解しようとして)、うん。だけど自分はこう思うんだっていうカンバセーションがしたいと思うんだけど、どうなんだろうか?
意見を主張してナンボという文化なのは分かってる。分かってるけど実際ディスカッションがNO!!!!!から始まるところに疑問を感じる。…というかクッッッソ腹が立つ。
ケンカした。
もれなくギギもそうなのだ。こっちが話し出したら、口を出してくる。話したいことを話させてくれない、どうやらその事に対して結構なストレスが溜まっていたようで、今回わたしは爆発したのだ。
因みに原因はそれだけではない。
何にでも文句言うのも腹が立つのだ。
私が料理をしていたら手伝ってくれたのだが、わたしのビジョンとは違うことを提案してくる。私の意見を言ってもギギは自分が思ったとおりにやりたいことを知っているから、勝手にやらせておく。
上手くいかなかったら、好きじゃないとか、長いことキッチンに立ちたくないとか、君にそんな時間がかかるもの作って欲しいなんて期待してないとか。今この瞬間、思ったことを口にする。その言葉で相手がどう思うかは考えてはいない。
黙って聞いてりゃ好き勝手いうてくれるな。私は頼まれたわけでもなく、自分が食べたいから勝手に作っているのだ。
「嫌だったら別に手伝わなくていい。ありがとう!!」
(If you don't want to do that, you don't need to do that, T H A N K S.)
しかし日本人のこの言い方では伝わらなかったようだ。文句を言いながらも手伝おうとしてくれる。そんで29歳が大人気なく、人前で噴火しちゃったわけ。怒りで文字通り体がぶるぶると震えた。
まだあった。もう一つ言わせてくれ。
噴火後は、自分の部屋に退避していたのだが、ギギがやってきて「なんで君が怒ったのか分かんないけど…It's okay.」
It's okay?It's okayだとおおおおォオオ!???
分からんのやったら考えんかい。なんでわたしが怒ったか、さんざん言いたいこと言うて忘れるってなんなん?ってなるわけだ。(いや、正直なところ何を言われたってイライラしたと思う。)
その後きちんと話をしてみた。
言葉を文字に起こして、落ち着いてからギギと話した。
みんなのまえで怒ってしまったことを謝って、怒った理由をだいたい上記のとおり話した。
- 人の話を遮らないでまずは聞いてほしいこと
- 文句ばっか言わないでほしい
- 文化が違うことは分かってるしそれにアダプトしようとは思ってる。
分かってくれたようで、謝ってくれた。
そして話を遮らずに聞こうとするようになった。
ギギとしたら「私の手伝わなくていいよ」ではどうしてほしいかが伝わらないとのことだった。
こちらは私の課題で出来るだけクリアに話す必要がある。
主張したがりにどうやって意見を聞いてもらおうか?
さて、今回はギギに話を聞けって言ったけど、ギギだけのせいにしないで私も私なりの努力をしたい。話を聞いてもらいたいときに心がけたいのは、
- 自分の余裕があるときは出来るだけ主導権を譲って後から私が話す。(だからと言って発言をあきらめる必要はない。)
- 感情的にならないで、ゆっくり話す。(相手も落ち着かせる。)
- 敵意や否定的な気持ちで話しているわけではないこと。(そうじゃないとシャッターがガラガラピッシャーンで聞いてもらえなくなる。)
こんなものだろうか。
お互い英語が達者っていうわけでもないし、どっちかがもう知らん!ってなってしまったらそれで終わりなのだ。お互い気持ちよくいられるようになれたらなと思う。